こんにちは。行政書士の石濵です。今回はIT導入補助金の紹介をします。これは、IT導入をすることにより売り上げ増や業務スキームの改善を図るためにITを導入する企業を補助するもので補助率も高く条件が合えば非常に有益なものです。
ただ、手続きが煩雑なのと、補助対象となる機器を扱う業者(IT導入支援事業者)が決まっているのと、業者の取り扱う商品も限定されている為、事前に業者及び商品を確認し、自社の需要と適合しているかを調べる必要があります。
また、申請はIT府導入支援事業者と補助を受ける事業者の共同作業となり、行政書士が直接代理として手続きを行うことが難しいようです。なので思った以上に手間をかけてしまう可能性がありますのでご注意ください。
IT導入補助金の概要
○IT導入の補助を行うことにより、中小企業、小規模事業者等の生産性の向上を目的とする。(一般枠 A・B型)
○コロナウイルスによる影響を乗り越える為のIT機器の導入を支援することを目的とする(特別枠 C型)
補助対象
【A型・B型】
ソフトウェア費及び導入関連費
【C型】
ソフトウエア費及び導入関連費、ハードウェアレンタル費
給付額
【A型】・・・補助対象経費の1/2以内で30万円~150万円
【B型】・・・補助対象経費の1/2以内で150万円~450万円
【C型】・・・補助対象経費の2/3又は3/4で30万円~450万円
給付対象の主な条件
前提として、給付条件が適合すれば必ず給付があるわけではなく、外部委員会による審査を要します。
○交付申請の直近月において、申請者が営む事業場内最低賃金が法令上の地域別最低賃金以上であること。
○補助事業を実施することによる労働生産性の伸び率の向上について、1年後の伸び率が3%以上、3年後の伸び率が9%以上及びこれらと同等以上の、数値目標を作成すること。
このほかにも様々な条件があります。また、給付を受けやすくするためにできればした方がよい内容も複数定められているため、導入を考えている方は以下のサイトを確認し、条件をクリアできそうであれば事務局に連絡し指示を仰ぐか、お近くの行政書士に相談した方がよいかもしれません。もちろん当事務所でもご相談を承ります。
IT導入補助金2020
https://www.it-hojo.jp/
A・B類型公募要領
https://www.it-hojo.jp/r01/doc/pdf/R1_application_guidelines_second.pdf
C類型公募要領
https://www.it-hojo.jp/r01/doc/pdf/R1_application_guidelines_second_tokubetsuwaku.pdf