こんにちは。行政書士の石濵です。今回は検証方法の設定について解説します。

 検証方法の設定とは、工場の各工程がここまで作り上げてきたHACCPプランに基づいて運用されているかそうかやそのHACCPプランがちゃんと機能しているかなどを確認する手段を設定することです。この検証をおろそかにしてしまうと、せっかく作成したHACCPプランが優秀なものであったとしても、絵に描いた餅で終わってしまい、思い描いた結果に結びつかない可能性があります。それでは、詳しく見ていきましょう。

HACCPプランに基づいて運用されているかの検証

 HACCPプランとして定めた事柄をちゃんと行っているのかの検証になります。主に以下のような内容を確認します。
・作業者が製造工程図(又は指示書等)の通りに作業を行っているかの確認
・各記録をきちんととれているか、記録用紙の確認
・採取した記録を確認すべき権限を持つものが確認しているかの確認
・モニタリング計器の動作が適当かどうかの確認
 これらは、定められたHACCPプランを、現場で実際に作業を行う者が遵守しているかの確認です。確認の仕方は実際に現地で確認する場合が多いでしょう。
 当然これらがきちんとできていなければ、HACCPプランが機能していないといえます。

HACCPプランがちゃんと機能しているかの検証

 これは定められたHACCPプラン通りに運用した場合、HAの低減というHACCPの目的が達成できているかの検証です。主に次のような点を確認します。
・定めたCCPに対するお客様からのクレームが低減されているかの確認
 (クレームに対する回答が満たされているかの確認)
・法令に定められた基準を満たしているかの確認
・社内で定めた検査基準を満たしているかの確認
 これらが満たされていない場合、定めたHACCPシステムそのものに問題がある場合があります。具体的にはCCPとすべき部分を誤っていたり、CLに問題があったりです。立ち返って再度CCPの部分やCLの妥当性について検討しましょう。

 また、検証の時期ですが、検証する内容によって様々です。個別に時期を定めましょう。例えば、記録用紙の内容や計器類のチェックは日々の確認が必要となりますが、製造工程を遵守して作業しているかどうかの確認は抜き打ちの確認が効果的です。その会社におけるさまざまな事情を踏まえ検討しましょう。

今回は以上です。次回も宜しくお願いします。